川崎歯科診療所

当院の考え

１）歯周病は適切な治療を行うことによって、歯は抜かずに治ります

歯科医師の務めの基本は、「どうしたら歯を抜かずに一生の間、使い続けることができるか」を追求することであり、そのための新しい治療法の研究や開発、新しい器具機材の開発を常に探求することであります。そして、前院長川崎仁は、東京医科歯科大学在職時から、これを行なってきました。

例えば、1962年には、川崎仁の学位論文にて、歯周病で失われた歯槽骨が、手術によって骨が再生されることに成功しました。これは世界で初めてです。

1972年には、中等度までの歯周病では、手術によらなくても、ハブラシや歯石除去だけでも、失われた歯槽骨が再生されることを観察し、日本歯周病学会で発表しました。これも世界で初めてのことです。

これらの成績をもとに、治療法や手術法の改良をかさねて、現在では、よほどの重症例でなければ、良い治療によって、歯を抜かずに治療が出来ます。

２）良い器具、治療用機材の開発は、良い治療のために必要です

1971年には、川崎式スケーラーセットの開発により、手術の成績がさらに向上しました。
良いスケーラーの開発は一般の治療のなかでも、また歯科衛生士の業務でも、これがより効率的で効果的になりました。
このスケーラーは2009年に改良を加えた新型を発表し、現在では全国で使われはじめております。
これらの治療については、2012年6月に出版した著書「川崎　仁の歯周治療」（ヒョーロン社）250ページに詳しく書かれております。
当院ではこれらの長年にわたる治療経験をもとにして、一連のマニュアルをつくり、一人一人の患者さんに対して診査、診断、治療計画をつくり、あなたの歯周病に対する説明をして、ご自身の歯周病について理解していただき、それに対してどのような治療が好ましいかをご一緒にかんがえ、費用の点も含めてご相談して、治療法を選択していただきます。

３）メインテナンスについて

さらに一生を通じて歯周病が再発しない、良い状態の口の中を長年にわたって維持していくためには、定期的なメインテナンスが必要です。
どんなによく歯をみがいても、100%汚れを落とすことはできません。この僅かのみがき残しが3ヶ月もすると、歯石に変化し、歯肉に炎症を引き起こします。
したがって、定期的なきクリーニングとチェックが必要で、これをメインテナンスといいます。
このようにして生涯よい口のなかを保てば、歯は一生を通じて十分機能出来るのです。
当院に20年、30年、40年と通われている良い歯や歯肉の患者さんが沢山増えております。

４）完全なアポイント制

当院の治療時間は完全なアポイント制ですから、予約時間を守って来院されれば、待合室で待つ必要はなく、すぐ治療がスタートできます。
一回の治療時間は１時間となりますので、待たずに十分な効率的な治療が行えます。したがって、忙しい方でも安心です。
これが完全アポイント制の最大のメリットです。